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保健師のやりがいについてのお話をしていこうと思うのですが、皆さんは保健師の仕事にやりがいを感じていますか?
私はというと・・・そうですね。やりがいを感じている時とそうでない時がありますね。
でも、全体的に考えると、保健師の仕事は社会的にも意味のあるものだと思いますし、やりがいのある仕事だとは思っています。
保健師はやりがいをどんな時に感じるでしょうか?

保健師がやりがいを感じる瞬間はいろいろですが、市町村の保健師である私が一番感じるのは乳幼児健診に来たお母さんが相談をした後にホッとしたように笑った時です。
ハイリスクではない普通のお母さんに対する支援はなんとなく保健師にとって重要でないように思える時もあります。
でも、私は相談に対応して相手のお母さんが納得してくれた感触があって、「今のままで大丈夫なんだ」とか、「この保健師のアドバイスのとおりにちょっと変えてみたら少しよくなるかも」という感じになった時、本当によかったなと嬉しくなる瞬間があります。
で、これが「保健師のやりがい」というものかしら・・・と思うのです。
保健師のやりがい…私たちの仕事は「普通を守る仕事」

保健師のやりがいに直接関わる私たちの仕事内容は、「健康づくり」とか「疾病の予防・悪化予防」などという言い方で表現されることが多いですが、私は「普通を守る仕事」というのが実は一番ぴったりのような気がします。
保健師を題材に執筆活動を行っているジャーナリストの荘田智彦さんの表現です。
(荘田智彦さんの本に「保健婦~普通を守る仕事の難しさ~」というものがあります。)
保健師や予防すべき状態は、生活習慣病、精神疾患、乳幼児虐待等々はすべて普通の生活の中から生じるものです。
普通の生活が普通でなくなること、病気になって本人も苦しいし医療費もかかること、乳幼児虐待で子どもの命や健やかな精神が損なわれることが生じてくるものです。
そこを予防して「普通を守る」ことこそが大切なのではないかと思います。
私もそういう面に、やりがいを感じていると思っています。
保健師のやりがいは、自身の気の持ちよう?

保健師のやりがいは、私たちの気の持ちようだと思うのです。
「普通の状態であること」はなかなか支援する相手も保健師も分かりにくいし費用対効果を表すことが難しいものですね。
最近では行政の職場でも「効果を数字で表現しろ」と言われることが多いですが、保健師の仕事の効果はなかなか数字で表せるものでもないなあ~と思います。
具体的に感謝の言葉を表されることが少なかったり、ここ最近の公務員バッシングなどで「やりがいがない」とむなしくなる時もあります。
でも自分達保健師は「普通を守る」が大切なんだということを忘れずいればやりがいも保てて「燃え尽き」も防ぐことができるのではないかと思います。
「やりがい」があるか「やりがい」がないか、それは自分自身の気持ちの持ちようなのかもしれませんね。
やりがいが感じられず、やりがいのある職場へ転職をお考えの方は、まずは看護師転職サイトへ相談してみてください。


執筆者情報
保健師の求人について、お話します。 編集部
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