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保健師の災害時の活動について、今回はお話します。
皆さんは保健師として、災害時の保健活動をしたことはありますか?
保健師は災害時にも「保健活動」をする役割を担いますよね。
自分の勤務地での災害でなくても、やはり自治体の保健師ということだと、災害が起きたら被災地からの派遣依頼があり、被災地に出向いて仕事をする…ということになります。
保健師の災害時派遣、最近では?

保健師の災害時派遣といえば、最近では東日本大震災の時に、私の勤務する市町村から3人の保健師(事務職も数名)が派遣されました。
この時はたしか1週間くらいずつの長丁場でした。
後に報告会があったのですが、とても大変だったと聞きました。
ウチの市で行ったA市は9人中6人の保健師が被災されたそうで、「支援する側も被災者」という状態で大変混乱していたとのこと。
全国から災害時派遣でやってきた保健師は避難所や自宅を訪問して健康相談を受けるなどの活動をしたそうです。
保健師の災害時派遣、私の体験

保健師の災害時派遣、私も経験があります。
私は、その前にあった新潟中越沖地震の時にはたった2日でしたが、災害時派遣で行きました。
その時の経験は本当に印象的でした。
新潟中越沖地震では私はN市に行きました。
東日本大震災などの大きな災害に被災地での支援に従事した保健師の方には申し訳ないほどのささやかな支援活動でしたので、大きな声では言えないのですが。
私の中で貴重な経験となっていますので、お伝えしたいと思います。
N市では家庭訪問をして健康状態の確認をするという業務をしました。
3人のチームを組んで、近くの地点まで車で行き、各家庭を訪問するというお仕事でした。
たしか被災後数日は経っていたと思いますが、小さい余震は何度かありました。
窓ガラスが割れていたり、壁にひびがあるお宅に居るときに余震があると結構怖かったです。
でも、住んでいる住民の方は落ち着いていたりして・・・。
で、災害時も関わらずこんな見ず知らずのところからきた見ず知らずの保健師に対しても皆さん優しいのです。
災害時に事前連絡なしで伺い、片づけの最中で大変だと思うのに、手を止めて話を聞いてくださいました。
また「そんな遠くからわざわざ来てくれたのね」とお菓子をくださったり、壊れた食器棚からカップを出してきてコーヒーを出してくださったり・・・。
私のような保健師に対して、本当に暖かかったです。
保健師の災害時派遣、明日はわが身?

保健師の災害時派遣で私が訪れたN市の保健師さんたちもすごく頑張っていらっしゃる姿も印象的でした。
被災のあと数日は家に帰れずに職場で過ごしたとのこと。
結局、私たちが派遣されたころにはN市の保健師さんたちは派遣されてきた他地域の保健師を取りまとめないといけないので、あまり訪問に行けないことがジレンマだと言っていました。
災害、自分の地域で起きたらどうなるんだろう?と不安になります。
大勢来ている検診などの場面で災害が起きたらと思うと本当に怖いです。
実際、ある研修であった岩手県の保健師さんから、3歳児健診の最中に地震にあって、高台に逃げたというお話を聞きました。
自分は災害時にはどんな活動ができるのか?もしかしたら一人で逃げたくなるかもしれません。
考えると怖くなってきますが、考えないといけませんね。
災害時の事に特化した求人というのは無いでしょうが、看護師転職サイトに相談すれば、民間の保健師の求人を色々紹介してもらえます。
そんな中でも、災害時に保健師としての職分を果たせるような求人があるかもしれませんね。


執筆者情報
保健師の求人について、お話します。 編集部
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